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審判研修会(1月20日)報告

各チームから寄せられた質問について、1月20日に行われた審判研修会で回答を示しましたので、その内容をご報告します。

以下、「FVB競技規則」 項目順。合計8項目。

開催日:2019年1月20日

@ 30ページ第10条 10-1<解説は31ページ>
 相手チームから3回目に返ってきたボールがネットを超え、自分たちのコートに入ったが、誰も触れないうちに相手コートに戻った。フォーヒットになると理解してよいか?
⇒P31の解説の最初の〇の通り、フォア・ヒットになる。

Aフロント競技者のアタックについて 3秒以上静止させると反則とあるが、3秒以内にアタック動作に入ればいいという解釈なのか?<10-2-1(2)>
⇒P33の10-2-1-(2)により、3秒以内に打つことになる。
 なお、静止させた後、ボールを打つ一連の動作を除いてボールから両手を離してはならない。

B10-2-2(1)腕と足元が同時に当たったまま、相手コートに返ったら反則になるのか
⇒P33の10-2-2-(1)とP34の10-2-2(2)(3)の解説二つ目の〇最後の接触が膝より下の場合は、10-2-2(1)の「なお書き」の対象になるが、同時であれば許される。

C37ページ第12条 12-2-2<解説は38ページ>
 フロント競技者の足や手の全面が踏み越さないと反則とはならない。「全面」とは?つま先だけなら反則とはならないと理解してよいのか?センター・ラインの端を超えるのか?
⇒P38上段の解説の三つ目の〇及び次の12-2-2(2)により、相手競技場内に靴底や手のひらの全面が触れたときや手のひらが浮いていても指先が相手競技場に触れたときは反則となる。
 ブロックに入るとき全面がセンター・ラインを踏み越しても反則とならないが、開くときの踏み越しは反則となる。
 サービス後自分のポジションに戻るとき、一時的に相手競技場内に侵入すること、それが意図的でなく、かつ相手チームの競技者に触れたり、プレーを妨害したりしなければ反則とならない。

Dサーブについて 審判講習会の際確認し、両手でサーブはOKだと聞いたが、ルールブックには片手と書いてある(13-4)
⇒P40の13-4サービスの実行13-4-1  麻痺等があり片手で打つことが困難な競技者は、例外的に両手で打つことの了承を、プロトコールの時にチームキャプテンから申し出て了承を得ることで可能とする。

Eリターンプレーについて フリーゾーンからの2打目を前衛がコート内で一度タッチした後少し移動してしまい、3打目のアタックを打つ時はボールがコートの外だった。<14-3-2> これはOKだと言われたと聞いている。
⇒P45の14-3バック競技者のトス(リターンプレー)14-3-1の解説の二つ目の〇 14-3-2と解説の一つ目の〇およびP33の10-2打球の特性10-2-1(1)と解説の〇によって、フロント競技者は軸足を動かさなれれば有効。

Fリベロ・プレーヤーが出場する試合の経験がほとんどなく、競技規則の20条にある登録やプレー、交代については、実際のプレーの中で確認したいです。
  「20−3−1(3)の<解説>〜主審の判断により許容されます。」ですが、両手でない場合の返球の許容範囲を知りたいです。
⇒P55の第20条リベロ・プレーヤーで、P56の20-3-1(3)と解説の〇により、味方競技者方向へのパスか、打球の強さ・速さは如何か等で審判は判断します。

G24−3 主審の責務
 遅延に関する考え方や罰則の手順について確認したいです。
⇒P64の24-3責務の24-3-2と24-3-2(1)(2)と言うことで、不法行為はP59の第22条で、遅延についての罰則はP52の17-2に記載されているが、P51の16-6不当な要求から確認。P52の第17条の試合の遅延 17-1遅延の種類〜17-2遅延に対する罰則となる。      参考:P61の下段の表

●その他 解釈の統一
@P33の10-2-1(3) ブロックのとき、ボールが1人あるいはそれ以上のブロッカーに連続的に接触しても、それが一つの動作中に生じたものであれば許される。(15-2-1)
[解説]
〇ボールが最初のブロッカーに触れた後、次に触れる競技者がそのブロックに反応して姿勢を変えてボールに触れた場合は、その行為はブロックとは見なされず、接触回数1回となります。なお、反射的な顔の振り向きは除く。を解説に加えました。

AP41の13-4-4 サーバーは、主審がサービス許可の吹笛後、5秒以内に自分のサービス番号を明瞭に告げ、ボールを打たなければならない。
[解説]
〇サーバーは、・・・・・。
〇5秒以内に・・・・・。
〇サービス番号を告げずに打った場合や誤ったサービス番号を告げて打った場合はサービスの反則になります。
〇サービス番号を告げずに、あるいは誤ったサービス番号を告げてサービスが打たれ、プレーが続行された場合は、レシーブ側のゲーム・キャプテンから次のサービスの許可の吹笛前までにアピールがない場合、正規のサービスが行われたものと見なされます。
⇒上記の三つ目の〇と四つ目の〇を続けて、上記の下線部を削除した解釈としました。
〇サービス番号を告げずに打った場合や誤ったサービス番号を告げて打った場合はサービスの反則になりますが、プレーが続行された場合は、レシーブ側のゲーム・キャプテンから次のサービスの許可の吹笛前までにアピールがない場合、正規のサービスが行われたものと見なされます。